iPhoneの商標権はアイホン㈱が保有

 インターホンなどの製造販売会社であるアイホン株式会社は1955年から第9類などについて「アイホン」の登録商標を保有しています。

 一方、アップル社はiPhoneという商標を日本国特許庁に出願しましたが登録商標「アイホン」の存在を理由に拒絶されました。商標の類否は外観、称呼、観念で総合的に行うため、「iPhone」も「アイホン」も日本人には同じに聞こえるので、称呼が同一類似として登録されないのは、当然の結果です。

 そこでアップル社は、日本国内でiPhoneの商標を使用するために、アイホン株式会社にiPhoneの商標出願を依頼し同社が取得した商標権の使用ライセンスを受けています。アイホン株式会社の決算書などから、アップル社は年間1億5000万円の使用料を払っている模様です。

2024年06月01日