登録商標の更新申請について
登録商標とは、自分の商品やサービスを他社と区別するための「名前」のようなものです。この登録商標の権利は、原則として10年が限度です。この権利を使い続けたい場合は、10年ごとに更新手続きを行う必要があります。この手続きを「更新登録申請」といいます。
なぜ更新登録が必要なの?
• 権利の維持: 更新手続きを行わないと、商標権が消滅してしまい、他の会社が同じ商標を使用できるようになってしまいます。
• 独占使用権の継続: 更新することで、引き続き自社製品やサービスにだけその商標を使用する権利を独占できます。
更新登録の手続きは?
1. 申請期間: 商標権の満了の6ヶ月前から満了日までに行う必要があります。
2. 申請書の作成: 特許庁のホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。
3. 手数料の納付: 申請と同時に、所定の手数料を納付します。
4. 特許庁への提出: 申請書と手数料を特許庁に提出します。
更新登録を怠るとどうなる?
• 商標権の消滅: 更新の手続きを怠ると、商標権が消滅し、他の会社が同じ商標を使用できるようになります。
• ブランド力の低下: 自社製品やサービスのブランド力が低下する可能性があります。
• 法律上のトラブル: 他の会社と商標に関するトラブルに巻き込まれる可能性があります。
更新登録をスムーズに行うために
• 満期日の管理: 商標権の満期日を事前に把握し、余裕をもって手続きを進めることが大切です。
• 専門家への相談: 商標に関する専門家(弁理士)に相談することで、より確実な手続きを行うことができます。
まとめ
登録商標の更新登録は、自社のブランドを守るために非常に重要な手続きです。更新手続きを怠ると、せっかく築き上げてきたブランド価値を失ってしまう可能性があります。
専門家(弁理士)にご相談いただくことをおすすめします。